きょうは、結婚記念日でした。

十数年ともなると、悲しいかな、特にお祝いする事はなくなってしまいました。
初めは、毎年お気に入りの食器を買い足して行くとか、
エルメスのスカーフを貰ったりしていたのです。
今は、それもないけれど毎年、あの日を思い出して初心にかえる日です。

当時あるデザイナーブランドのアシスタントをしていた私は、
先生（チーフデザイナー）にデザインしてもらったウエディングドレスを着て、
式にのぞみました。
私は、とても活発でボーイッシュなイメージがあったので、
先生が数枚デザインしてくれたウエディングドレスは、パンタロンばかり、
でも中に一枚だけフリルがいっぱいの女性らしいドレスがありました。
結婚式くらいは、女性らしくと迷わずそのデザインを選び　作ってもらったのだけれど、
先生は、どうも私にパンタロンを着せたかったらしい...。
うん、きっと似合っていたと思うし、個性的で素敵だったのでしょうけれど
フリルのドレスは、とてもおしとやかな感じに見えて、似合っていたと思うのです。

　
写真左　凱旋門のイラストを描いた招待状　　
写真右　憧れの教会で挙式

そして、披露宴には、自分でデザインしたドレスを着ました。
バラの花のようなドレス。これを作る為に徹夜して、式当日は痩せちゃったんです。